飴のことば遊び

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IELTS リーディングで8を取って思うこと

ご存知でしょうか、IELTS。

イギリス、カナダ、オーストラリアなどではメジャーな英語の試験です。

留学したり、移民したりするときに使います。

私カナダにいるときIELTSを受けたんです(ちなみにアカデミック)。

進学も移民も予定はないんですけど。

 

TOEICじゃ本当の英語力は測れないなんて言われていることから、今後日本でもIELTSがメジャーな存在になるかもしれませんね。

 

 

ちなみに私のスコアは

リーディング   8

リスニング      7.5

ライティング  5.5

スピーキング  5.5

overall             6.5

という、「え、そんなことある??」というバランスの悪い点数でしたw

 

スコアを書くの恥ずかしかったんですが、事実なので書いておきます。

 

 

とりあえず今回は得意だったリーディングについて書いてみます。

 

 

 

 IELTSとは

ご存じない方のためにいうと、TOEICとIELTSは問題の形式が全く異なります。

IELTSはTOEFLにより近いかと思います(受けたことないけど)。

 

リーディング、リスニング、スピーキング、ライティングの四つのパートに分かれていて、スピーキングは試験官と一対一で行い、ライティングは手書きです。

アカデミックが進学用、ジェネラルが移民用です。

リスニングとスピーキングはアカデミック・ジェネラル共通で、リーディングとライティングは問題が異なります。

大きく異なるのがリーディングで、問題文自体がアカデミックは学術的で難易度は高いですが、かといってジェネラルのほうが点数が取れるかと言うとそうではなく、同じスコアでもジェネラルの方がより多く正答する必要があるので、一概には比べられません。

 

 

リーディングは練習でも安定した正答率だったので、カレッジ進学のためIELTSのスコアが必要な友人たちに、「どうやって解いているのか?」とよく聞かれました。

 

どうやって解いていたか

では、どうやっていたかというと、

 

普通に文章を読み始める。設問は本文で出てくる順なので、設問をチラチラみて、お、ここだなと思ったら答えを選んで、また本文に戻って、設問見て、の繰り返し。

 

本文を一気に読むんじゃ無くて、問題を挟みながら読む感じでした。

 

ポイントとしては

・同じ所を何度も読まない。

・長文ひとつ20分で解く。

上記2つを意識していました。

 

設問によっては先に読んだりもしていたんですが、割と正攻法で解いていました。

 

これで、時間内に解き終わっていました。

これをクラスメイトに伝えたところ、いまいち参考にもならなかったようで。「できない」みたいなこと言われました。

 

でも自分の中ではそれが一番効率いいと思ったんですよね。

先に設問読んで本文から答えを探す方法の問題点は、

 

・文章が長いので、探すのが一苦労。

・単語で引っ掛けるように問題が作られてる。

・設問の度に本文を読むので何度も同じ部分を読んだりして、非効率。

 

だと思っています。

TOEICみたいに問題が短ければいいと思うんですが。

 

友人曰く私は、

 

・わからない単語はあるがその子に比べると少ない

・読むスピードが早い

 

のでは、ということでした。

 

つまり、

ある程度のボキャブラリーとつまづかずに読む力が必要ということです。

ちなみに分からない単語は普通に沢山ありました。問題文に沢山線引いてました。

 

本文を全部読む利点は、

①わからない単語や表現があっても前後の文脈から予想できる。

②同じところを何度も読まないので効率が良い。

③パラグラフの要点を意識すれば、何がどこに書いてあったか思い出しやすい。

 

TOEICのリーディングは、短すぎるのかパラグラフを意識とかできないので、どこに何が書いてあったか覚えられず、

いったい何読んでたの???

となっていた私。(短期記憶がクソすぎる)

 

are-clue.hatenablog.com

 IELTSはもっと学術的でエッセイのような文章なので、個人的には記憶に残りやすかったです。

 

何が読解力を伸ばすのか

 

私はIELTSのスコアはそのための勉強というのは、多くはしていません。

でもこのテストを受けて見て、自分の英語力が伸びたんだな、というのを実感することができました。

 

分からない単語を推測して読む、と前段で書きましたがこれができるようになったのは大きな成長です。

これ、母国語でもやりますよね。

知らない単語や表現が出てきた時、いい意味か悪い意味か、無意識になんて言葉に置き換えられるか、考えます。

 

それと同じ感覚でできるようになったのかなーって。

 

ここまで来るのになにが良かったかなと考えると、一時期分からないことがあったら、英語で検索をかけてました。

旅行に行くとなれば現地の有名な食べ物を調べ、落ち込むことがあれば元気を出すためのtipsを読む。

How to increase vocabulary  なんていうのを調べたりもしました。(平易な英語で本をよんでみるって書いてあるブログを読んだのを覚えています。英語学習者向けじゃなかったと思うので、ネイティブでも語彙が少ない人はいるんですよ。)

 

テキスト以外の英語を沢山読むようになったあたりで、英語を読むのが苦でなくなったように感じます。

私は集中力がないので、本を読むことが難しいことがあります。特に英語だと分からない単語で気が散ってなかなかです。

 

でもネットの記事なら長くないし、小説なんかと違って話の流れやニュアンスが必要ないのでわかるところだけつまみ読みだとしても文章を読む癖はつくかなと思います。

※新聞記事は勉強になるけど、難しいです。難しすぎると継続もきついと私は感じてます。

 

これが知りたいなーっていうのを英語で検索すれば、知りたいから読む気にもなるし。

 日本のことを除けば、基本的に日本語より英語の方が情報は多いですしね。

 

こういう繰り返しで、純粋に英語を頭の中で処理するのが早くなったと思います。

 

「英語の勉強」を超えて英語を使うと、英語力も伸びる

TOEICに比べると、小手先のテクニックでは解けないのがIELTSだと思います。

※スピーキングやライティングはテクニックも有効になるかもしれません。定型文でポイントアップできると思います。

 

勉強と思わずに英語に触れるのがすごく有効です。それが、自然に言語を使うことに繋がるんだと思います。

 

 

私はまだまだ文章を読んでいてわからない単語や表現に出会いますが、以前に比べると英文を読むことに抵抗はありません。

ただ、まだまだだなあと思うこともあります。

 

例えばTwitterを見ていて、日本語のツイートと英語のツイートが並んでいると、日本語のツイートはさらっと流し読みできるのに英語は一切読まずに飛ばしていることがあります。

自分の脳が、英語を言葉ではなく、ただの文字の羅列として捉えていることに気づきます。

日本語モードと英語モードの切り替えが脳内であるのかなとも思うのですが、いつか英語もさらっと読みたいななんて思っています。

 

 

 

以上、IELTSのリーディングについてでした!