TOEIC リスニングセクションをほぼ満点取る方法
日本では相変わらず英語のテストといえばTOEICですよね。
正直、このテストでどれだけ英語力が測れるのかは疑問ですが…。
でも、英語が本当にできる人であれば高得点を取れるのも事実です。
ハイスコアを持っていれば、「英語のできる人」とみなされることも多いと思います。
私がカナダに10ヶ月住み、帰国直前に受けたTOEICの結果はこちら。
Listening 490
Reading 450
Total 940
TOEICはそれぞれのセクション495点が満点なので、
リスニングはほぼ満点。
ただ、全体としてはもっと点数悪いと思ったんですよね。
なぜなら、リーディングが解き終わらなかったから。
今回は私の人生でのTOEICの歴史を振り返り、リスニングセクションで高得点を取るのに必要なことを考察していきます。
私とTOEICの歴史
ご多聞にもれず、私も学生時代に就職活動のためにTOEICを受けたのが始まりでした。
最初は、大学3年生の時でしょうか。
おぼろげな記憶ながら、600点くらいだったような。
それから問題集を解くなどし、大学4年生の3回目の受験で700後半をとりました。
それから大学院に入って、英語論文を読んだりしていたので英語に慣れたのでしょう、2回ほど受けて840点くらいだったと思います(かなりおぼろげ)。
勉強はだらだらとやっていました。
記憶によるとリーディングの勉強を主にやっていて、この時は時間内に終わらせることができました。
そして逆にリスニングは運任せでした。
この頃、私は思っていました。
TOEICってちょっと勉強したらすぐ点数上がるし、
全然英語力測れねえわ。
と。
だって800点オーバーでも、英語が話せるかって言ったらそんなにだし。
そして時は流れ…7、8年…?
カナダにて940点を取りました。
この時は、テスト前一週間くらい勉強してました。
学校から借りた答えのない問題集と、Youtubeに落ちてるリスニングの問題で。
答えのない問題集って!しかも古い!問題の形式が数年前に変わったと思いますが、変更前のものです。
自分があってるんだかあってないんだかも確証がないw
その本はボキャブラリーを増やすためと思ってやっていたのですが、増えたのかは半信半疑です。実際に試験受けた時にこの単語本で見たな〜とかも一切なかったので。
一方、リスニングははっきりと練習した成果を感じました。
なぜなら、試験の傾向がはっきりしているから、何を意識して聞けばいいかわかったからです。
そんな感じで私は900点にたどり着きました。
なので私はTOEIC500点から900点にアップ!というブログは書けません。
しかしながら900点を越えられるようになって見えてきた傾向があります。
全部は聞こえなくても大丈夫
実際にテストを受けていた時、私が一言一句聞き取れていたかというと、そんなことはありません。
490点取りましたが、間違えた問題は1問ではないはず。
リスニング セクションは45分間、問題は一度しか読まれません。
45分間一言一句聞き漏らさない!なんて集中力を発揮するのは至難の技だと思います。
集中力は必要ですが、もっと効率よく使えます。
section1:よく知ってる単語が聞こえたら引っ掛け
というのは大げさですが、引っ掛けようとして全然関係ない単語がぶっこまれてます。
ちゃんと聞こえるようになるまでって恐らく、音が似た単語に惑わされると思います。
私も以前はそうでした。
写真の中に沢山の情報があるので、これの話?それともこれ?みたいな。
結果、単語に捕らわれて文章全体が理解できないという。
とにかく、文章全体を理解するようにしてください。
そのためには文章の最初をよく聞ことが効果的です。
このセクションは問題数は少ないですが、最低限のリスニング力が必要になると思うので、TOEICの教材に限らずいろいろ聞いて、耳を鍛えてください。
section2:最初の部分だけ全力出す
Whereなのかwho なのか、Do you know~?なのか。
最初の2、3単語に集中して聞き、それに合った答えを選択します。
ではTOEIC のサンプル問題を見て見ましょう。
Where is the new fax machine?
と聞かれたら、“Where”と言っているんだから、答えは場所を示す言葉のはず。
以下の文章の音声が流れます。
a) Next to the water fountain. (水飲み機の横だよ)
b) I will send you tomorrow. (明日送るね)
c) By Wednesday. (水曜日までには)
これなら、例えfax machineやwater fountain が聞こえなくても、場所を示す“next to”が聞こえれば答えが導けますね!
基本的にはこの繰り返しです。
(個人的にはbも文脈的にはありえそうな気もするけど。ファックスの機械送るね!って文脈読もうとしすぎなんですかねw)
section3・4 :話の内容は先読みできる
section3・4はsection2の逆です。
まず問題を読んで何が聞かれるを把握します。
またまたサンプル問題から。
問題冊子にはこんな感じの文が並んでいます。
Why is the woman calling?
(A) To cancel an order
(B) To complain about a product
(C) To redeem a gift card
(D) To renew a warranty
一つの会話文につきこのような問題文が3つあるので、問題の音声が始まる前に、最低でも最初の分は読みます。(選択肢は余裕があれば、で)
この問題だと、「なぜこの女の人は電話しているの?」ですが、裏を返せば音声の中で
・女の人がでてくる
・それは電話
・電話の目的が必ず述べられる
ということが文章からわかります。問題を解いている時は分析をしている意識はいらないのですが、問題文を通して前情報を得ることで、聞き取りの難易度はグッと下がります。
単語がわからなくても消去法で答えが出てくることも多いです。
ちなみに一応、いつ読むかというと、各セクション最初のインストラクションの時と、各問題文と選択肢が読まれている間です。
つまり、わかんないからその問題をじっくり読むというのはやってはいけないことです。
TOEIC は一発勝負。聞き取れなかったら次に進む。
(もちろん適当に答えは選択して)
これは鉄則ですね!
正直、section3と4はやることはほぼ一緒です。
何を聞き取ればいいか先に読んで、それに合う答えを選択する。
ただ3は会話文、4は一人だけ話す形です。
そのため、3の方がメリハリがあって聞きやすいのかもしれません。
4は何を話しているか見失ったらつらいのかも。
だからこそ問題文を先に読んで聞き取る要点を意識してください。
それと、section4は表を読む問題がありますね。
話されていることと表を照らし合わせれば確実にわかる問題だと思うの、で私は好きでした。
と、こんな感じで私はTOEICの問題を解くようにしていました!
問題を解いていけばコツはつかめる(オススメ問題集)
私は学生時代の方がTOEICの勉強をしていて、多少コツは掴んでいましたが、今の方がはっきりとTOEICの「問題の解き方」がわかります。
もちろん英語力全体が上がったからなんですが、やっぱりTOEICは
慣れれば(=コツがわかれば)点数が取れる
という考えは私の中でより強くなっています。
海外住まなくても、練習でなんとかなる。
わたしがコツがわかったのも、試験の前に毎日問題解いてみたお陰ですし。
問題の解き方は、実際に問題を解いてみて初めて実感できると思うので、まずはTOEICの公式サイトのサンプルを解いてみるのがいいかもしれません。
でも、公式サイトは解説がないので、きちんと練習して本番に臨みたい方には問題集をやって形式に慣れましょう!
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公式問題集であれば、本番同様の音声で、同じレベルの問題で練習できます。
やたら難しいとかやたら簡単とかなくて本番を意識して取り組めると思います。
逆に、まだまだ伸びしろがあるぞーーーって方には、問題形式はTOEICのものを使いながら、いろんな問題にあたって英語力自体を伸ばす方向がいいと思います。
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やはり高得点を取るには基礎は重要です。
私の知り合いで文法わかんないけど800点以上とったよ!という人はいません。
最初は、全部を理解する必要はないんです。それに全部は理解できなくてもいつか800点900点取れます。
でも、わからないことだらけでは要点がつかめないので、最初はわかりやすい解説つきの本がベストですね!
ということで私の中でのTOEICリスニングのやり方でした。
次回、リーディングに続く!