飴のことば遊び

語学や旅のこと、やったことや思ったことを書いています。

IELTSリスニング 7.5を取って振り返る、やってよかったこと

IELTSのリスニングのことを書いておこうと思って、振り返っていたのですが、正直、対策って難しいです。

 

私のリスニングのスコアは7.5。練習では、それくらい(正答数34くらい)の時もあれば、もう少し低い時(正答数30弱)の時もありました。

 

 私が意識したこと、リスニング力向上に役立ったと思うことを紹介します。

 

 

問題形式に慣れる

どのテストにも通じる基本中の基本ですが、練習で形式に慣れておくことは本当に大切だと思います。問題の音声が始まる前に、問題文を読んで行くかと思いますが、これもある程度の読む速さがいるかもしれません。

リーディングもそうですが、本番でも全問正解する必要はないので、分からなかったり迷ったりしても気にしないことが大切ですね。問題の音声と設問はほぼ順番になっているので、一個悩んでいると次を聞き逃したりします。ここら辺は練習で、かなり慣れるのではないかと思います。

 

ただ、問題形式ばかりやるのはリスニング力の向上にはイマイチでは、というのが私の意見です。現実ではリスニング教材みたいに話す人はレアですからね。

 

基本的な単語力は必要

 リーディングなんかに比べると、単語は難しくないと思っています。

もちろん難しい単語も出てきますが、例えば穴埋めで単語を答えるところで知らない単語があるようなら、ボキャブラリーが足りないのかもしれません。

 

あとはスペルミスも無くしたいものです。私は本番でSaturday の綴りでアホほど迷いました。この綴り間違えたら一問落とすことになるので、私みたいにならないように、日頃からスペルは気をつけてくださいね。

 

いろんなアクセントに慣れる

 IELTS はイギリスで作られたテストで、いろんな国の英語が使われます。

多くの日本人にとって一番慣れているのは、学校英語で習ったアメリカ英語だと思います。私もそうで、最初はほんっとうにイギリス英語、オーストラリア英語は分からなかった。これ聞こえづらい!と思ったらイギリス英語、ということが多かったです。私はベネディクト・カンバーバッチのドラマのSherlockが大好きなんですけど、まー何言ってるかさっぱりでした。早口とか単語が難しいとかだけじゃなくて、全体的に音がはっきりと聞こえないような感覚で、イギリス英語への苦手意識は強かったです。

 

でもそんな私もカナダで生活している間に、イギリス英語も多少聞こえるようになりました。ある時ふと、映画なんか見ていて、最近前より聞こえるなー、と思えるようになって、そうしたら、イギリス英語風の発音で話して遊んだりできるように(適当ですけどね)。特徴がわかってきたんですね。

カナダの発音はアメリカとほぼ同じです(単語はイギリスの綴りだったりすることはありますが)。なぜカナダに住んでいたのにイギリス英語にも慣れたのか。

単純にリスニング力が上がったのもあるんですが、心当たりが1つあります。

 

試験対策にはPodcast

 

英語学習系のポッドキャストは、イギリス英語のお手本の宝庫です。

BBCPodcastなどもいっぱいありますし、自分のレベルにあったものを選べます。

 

また、リスニングの練習自体としてはYouTubeを一番押しているのですが、IELTSや試験の対策にはPodcastをおススメします。なぜなら、テストでは音声だけで理解しなければいけないので、聞くことに集中する訓練になるからです。

試験形式の問題ばかりだと、いろんなアクセントが混ざっているので、特定のアクセントの特徴をつかむのにはインプットが足りないと思います。

 

私が実際に聞いていたのが、こちら。

teacherluke.co.uk

 

イギリス人の英語の先生のやっているPodcastです。

おすすめポイントは、 

・英語の先生なのではっきりと聞き取りやすい英語

・一時間くらいの長さがあるので、結構な量のインプットになる

・ゲストを呼んだり電話したりするので、会話の聞き取りにもなる

 

そして、

・話が面白いのでラジオとして聞ける

 

はい、やっぱり楽しくないものは続かないんですよ。私はですけど。(BBCの英会話系Podcastなんかは内容はいいんですけど、会話が茶番に感じてしまって、飽きてしまいました)。

このPodcastは時事ネタや旅行ネタなんかがあって、誰でも聞きやすい内容だと思います。文字に起こしたものも公開されているので、聞き取れなかったところは確認できるのもいいですね。

 

 

私は、いまだオーストラリア英語はよくわかってないと思います。でも、イギリス英語と似ているところがあるし、リスニング力が上がれば試験の英語くらいは聞こえるようになるはずです。

 同じ言語でもいろんな話し方をする人がいるので、いろんなアクセントを聞き慣れていることは、リスニング力全体の向上になると思います。

 

 

一番最初に書いた通り、リスニングは対策が難しいです。でも、自分が足りないこと部分を考えると、効率よく勉強できるのかなと思いました。

私はアメリカ英語以外のアクセントが苦手でしたが、それ以前に早くて聞き取れないという場合は、インプットを増やすと同時に、リーディングでも一度理解する練習をするといいかもしれません。問題は、脳で英語を処理する速度が間に合わないということだと思います。

そんな感じで、自分のレベルや苦手を分析して、それに合わせたやり方を見つけてください。